門松作り🎍

今日は門松作りの様子をご紹介させていただきます。

門松を置くのは「年神様が降りてくる目印」と「年神様が宿る依り代(よりしろ)」の2つの意味があります。

そのため、年神様をお迎えするためには、門松が必要になります。

そうして、1年間の幸せや健康長寿を願うものと考えられています。

※年神様・・・年神様とは、家に1年の幸せをもたらすために山から降りてくると考えられている、神道における新年の神様のことです。

それでは門松作りスタート!!

まずは山へ竹を取りに行きました。

スタッフの山本さんのご主人に山を案内いただき、センター長と中野さんが山へ入りました。

斜面を登り、門松に最適な竹を厳選します。

竹の色・太さ・枝がなく美しいかがポイントです!

長い竹は本当に重たく、運ぶのも大変です!!! ありがとうございました。

その後山本さんのご主人が斜めにカットして下さいました。

漕艇センターの門松は切り口に節があり、笑っている口の形になっています。

これは「笑う門には福来たる」という思いが込められています❤️

 

次は縄を反時計回りに編みます⏲

漕艇センターOBの記村さんに協力いただきました⭐️

門松用の縄は通常の編み方とは違い、編むのは難しいそうです。

藁を槌で叩く→藁を割く→藁を湿らせながら編んでいきます。

山本さんも一緒に❤️

縄は素手で編まないといけない為、藁で掌が真っ赤に。

長い長い縄を黙々と編み続けます。 感謝感謝です✨

今年は梅の花を縄で作り、門松正面に飾りました。

縄を編み終われば、門松の土台(ペール缶)に竹を後ろ寄せに入れて、重しに石を入れ固定。

ペール缶のまわりにコモを巻き、荒縄で固定します。

結び方は男結びで縛っています。

※男結びの結び目は、八の字に広がっていきます。

これは富士山の形と同じで末広がりで、縁起が良いとされている為にこの様な縁起の場では用いられる事が多い結び方です。

また、地面でコモの端を広げて安定感と見栄えを良くしています。

ここでワンポイント❗️

中野さんが準備段階で門松の下に板をかませて、運びやすくしてあります☆彡

さあ、いよいよ飾りつけです。

土を入れ、まずは葉牡丹を固定します。

葉牡丹の位置が決まれば竹の高さを調整します。

後は見栄え良く松などを挿して飾り付けます。

完成まであと少し。

飾りつけメンバーで1枚記念撮影を📸

〇●〇 ここでちょっと門松情報を 〇●〇

門松にあしらわれている松・竹・梅には、それぞれ意味があります。

は「祀る」につながる樹木ということで、おめでたいことから用いられます。

また神様を「待つ」という意味もかけています。

23日程で背丈ほどに伸びることから、生命力の象徴という意味合いがあります。

新春に咲くは、1年の始まりにふさわしい花として飾られます。

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漕艇センターの門松は、

①おめでたい松竹梅で「福を呼び込み」

②南天は「難を転じる縁起物」

③葉牡丹は「紅白の縁起物」

千両は「常緑で赤い実をつけること、千両という名前が富を表していることから縁起物」

この他に、香りのよい「蝋梅(ろうばい)」、袖隠しに熊笹の葉を添えました。

※蝋梅は花の姿や名前から、梅の仲間と思われがちですが梅とは違う植物です。

 

ウェルネスパークの原谷さんからは、発泡スチロールで「迎春」「寿」の文字飾りを作ってプレゼントいただきました。

手作りだとは思えないクオリティです。

全ての飾りつけが終わり、立派な門松の完成です。

昨年は色々な出来事があり大変な一年となりましたが、今年は良い年になるようにと願いを込めて作りました

ぜひご来館の際には目を向けてみて下さいね。