6月6日(火)~9日(金)までの4日間、山手中学校2年生4人が当施設へトライやる・ウィークに来てくれました。
トライやる・ウィークとは、1998年(平成10年)から中学2年生を対象に実施している社会体験活動です。
トライやる・ウィーク実施の背景には、1995年の阪神・淡路大震災、1997年の神戸連続児童殺傷事件をきっかけとして、「心の教育」の重要性が指摘されるようになる中、体験活動を通じて子どもたちが自分なりの生き方を見つけられるよう地域社会全体で支援していこうとして始まりました。
トライやる・ウィーク期間中、市内の様々な店舗や事業所で体験活動を行っている姿を見かけられた方もたくさんいらっしゃったかと思います。
当施設で期間中、一生懸命頑張ってくれた4人の様子をご紹介いたします 。
【計測】
当施設では朝と昼の2回、必ず計測を行います。
①天気②気温③水温④放流量⑤風向⑥風速を調べます。
放流量・風速が規定値を越えると危険な為、ボートを漕ぐことができないのでとても大切な仕事の1つです。
【ボート体験】
初心者から乗る事の出来る安全性の高い「ナックルフォア艇」でボート体験をしました🚣
ライフジャケットを着用し、スタッフから漕ぎ方の指導を受け出艇💦
息が合わないと大きく揺れるボート。
一生懸命スタッフの掛け声に合わせ練習しました。
息が合ってきた証拠に、皆でカメラに向かってピースサイン✌
【カヌー体験】
「パックラフト」という空気を入れて膨らませるカヌー🛶
操作性が高く水上で非常に安定しており、転覆等の心配がなく安心・安全に楽しむことができます。
パドル練習の後、2人1組でペア艇に乗りました。
パックラフトは、2人の息が合わないとクルクル回ってしまい進みません。
ペア艇は簡単なようで難しいですが、とても楽しい時間でしたね🎵
【ロープ編み体験】
覚えておくととても便利なロープ編みを学びました。
キャンプや荷造りに使う編み方で、強度が最も高い編み方の一つ「さつま編み」。
さつま編みはロープの端に輪を付ける際に使う編み方で、ロープの結び方の中でもかなり強い編み込みの為、使っている時に解けることはまずないです。
別名「アイ(輪)スプライス(結合)」と言うそうです。
漕艇センターでは、身につけておかないといけない事の1つでもあります。
【大会準備】
明日開催の「第77回県民大会 兼 第24回加古川市長杯ボート大会 兼 第32回全国市町村交流レガッタ下諏訪大会選考会」準備も頑張ってくれました。
選手の皆さんが出艇する大事な乗艇場、仮設橋を立てる水路、大会で使うボートを綺麗に掃除してくれました。
最後に大会名を土手に張り付け綺麗な土手文字が完成しました。
皆さんの協力で、明日の大会を迎えることができます。
4日間色々な事に挑戦してくれました。
「お疲れさまでした、そしてありがとう」
ちなみに「トライやる・ウィーク」は全国的な活動ではなく兵庫県のみ行われ、職場体験が5日間と長いのも特徴だと言われています。
また、当施設にもたくさんの小学校が来てくださいますが、小学5年生の「自然学校」も兵庫県だけの行事だそうです。
最後に明日の大会には、情報研究部の3名が放送を手伝ってくれます。
情報研究部の皆さん、よろしくお願いします。